いきいき健康ひろば(松本市)では、6ヶ月を1期として事業を組み立てています。新規加入は、4月、10月からで、会員になると、はじめに行なうことが体力測定です。身長、体重にはじまり、血液検査、筋力測定などを行なって各個人の健康データを調べます。このデータを基に、個人ごとの目標とする歩行速度を決定し、熟大メイトに設定します。会員は、自分のデータがセットされた熟大メイトをつけて、日々の運動を実施します。
会員は熟大メイトを持って、2週間ごとに各地のサービス拠点を訪れます。熟大メイトに記録されたインターバル速歩のデータは、インターネットを通してNPO法人熟年体育大学リサーチセンターのホストコンピュータに転送され蓄積されます。すると、それに対する解析結果や評価がホストコンピュータから返却されます。これをもとに熟年体育大学リサーチセンターから派遣される健康推進コーディネータが個別に運動指導を行います(下図)。また、この時、保健師も同席して健康面での相談にも対応し、総合的な健康づくりの支援を行っています。このように、会員とコーディネータがITによって結ばれていることで、たくさんの会員が、地域において、生涯にわたる個別の運動トレーニングプログラムを受けることが可能なのです。
松本市でこの拠点となっているのが、市内の二十数カ所に整備されている「地域福祉ひろば」です。
受講生は、ここを拠点として、インターバル速歩の支援以外に健康指導や文化的カリキュラムなどの魅力的なプログラムを受けます。また、定期的に集まり、さまざまなプログラムに参加したり、ともにトレーニングに励んだりすることで、ほとんどの方が継続することができています。健康づくりは、個人の努力はさることながら、専門スタッフのサポートやともに励む仲間があってこそ。ITと地域福祉ひろばのシステムはこれを実現しているのです。
